EAT&DRINK 伊勢志摩おすすめのお昼ごはん




夕食・朝食は宿の食事を取るとして、お昼ごはんもぜひ伊勢志摩の味覚を!と思う人は多いはず。
日帰り旅行の人はなおさら、おいしいものを食べたい!と思うことでしょう。
そこで、観光ポイントに近くて便利な、お値打ちに伊勢志摩の味を楽しめるお昼ごはんにおすすめの店を紹介します。
予約のいらない店もありますが、お昼どきで混雑したり品切れになったりすることを考慮して、できれば事前に電話をすることをおすすめします。




伊勢



伊勢うどん

伊勢でお昼ごはんとなれば、伊勢うどんがいちばんのおすすめ。
全国津々浦々うどんにはいろいろなバリエーションがあるけれど、この伊勢うどんほど素朴かつ珍しいものは他にはないでしょう。

伊勢うどんを食べられる店は伊勢市内各所にありますが、伊勢神宮参拝のあとに便利なのがおはらい町の「岡田屋(電話 0596-22-4554)」
テレビの旅行番組では何度も紹介されている店です。
シンプルな(ネギだけ)伊勢うどんのほか、具だくさんのかやく伊勢うどん、夏だけの冷やし伊勢うどん、冬だけの鍋焼き伊勢うどんなどがあります。

伊勢うどんは軽い食事なので、これだけでは物足りないと思うかもしれません。
1杯目に「伊勢うどん」、2杯目に「変わり伊勢うどん」を食べるのもいいかもしれません。




松阪牛

お昼ごはんとして手軽に松阪牛をという人におすすめなのは、伊勢神宮内宮前の「寶来亭<ほうらいてい>(電話 0596-22-4175)」

ここの松阪肉あみ焼牛丼は、通常おなじみの牛丼とはまったく違うもの。
上質の松阪肉をあみ焼にしてサッと火を通し、特製のタレにからませてごはんの上に乗せています。
肉のうまみとタレの風味がごはんに混ざり、おいしさ満点、ボリューム満点。

「上」「極上」の2種類の御膳セットがいずれも2000円内外というのも魅力です。




魚介類

伊勢で魚介類を食べたいとなれば、おかげ横丁の「海老丸(電話 0596-23-8805)」がおすすめ。
店内の大きな生け簀には一年中ピチピチの魚介類が泳いでいます。
ここでのおすすめは漁師汁。
新鮮な魚介を味噌汁に仕立てたもので、てこね寿司と並んで伊勢志摩の漁師料理の代表です。お上品に食べるのではなく、カニの殻も魚の骨も手に取ってしゃぶりつくのがおいしい食べ方。ごはんをおかわりができるのもうれしいポイントです。
回漕問屋を再現した店内は1階2階とも座敷席になっているので、子供連れでもゆっくりと食事をすることが可能です。



鳥羽



名物うどん

地元でも評判の店「七越<ななこし>茶屋(電話 0599-26-3690)」は、自家製麺のうどんの店です。

もちろん伊勢うどんもありますが、ここの名物は釜あげうどん。
手桶に入れて出される熱々の釜あげうどんに天ぷらのついたセットがおすすめです。

てこね寿司や伊勢志摩の郷土料理などメニューの種類も多いので、好みの分かれるグループ旅行にも最適です。
夕食は宿で豪華に、という人にとっては、値段・ボリュームともに選択の幅が広いこういう昼食が向いていることでしょう。




海老フライ

海老フライなんてどこででも食べられると思うかもしれませんが、「漣<さざなみ>(電話 0599-25-2220)」の海老フライはひと味違います。

まず海老のイキがいい。ひとくち噛めばプリプリとした食感に驚きます。
そして海老が大きい。衣で厚化粧しているわけではなく、海老そのものがビッグです。
なにより海老がうまい。特製タルタルソースが付いてきますが、最初のひとくちはレモンをちょっとだけ絞って食べてみてください。海老フライってこんなにおいしかったっけ?と感動を新たにするはずです。

お造り定食やそのほかの単品メニューもありますが、ここのイチ押しはなんといっても海老フライ定食です。
お昼どきは地元の人たちも行列するほどの人気店ですので、余裕をもっておでかけください。




イワシ料理

旅館やホテルに泊まれば、豪華な舟盛りが出るかもしれませんが、けしてイワシ料理は出ないでしょう。
ならば、ぜひお昼ごはんにイワシ料理はいかがですか。

イワシは苦手という人もイワシ好きにしてしまう店、その名も「いわし亭(電話 0599-26-2001)」
店主は鳥羽湾に浮かぶ答志島の網元ですから、使うイワシは獲れたての極上のもの。

臭みは一切ありません。
いわし会席として3コースあり、刺身・酢の物・甘露煮・炊き合わせ・つみれ汁などバラエティー豊かに仕上げられています。
3000円・3500円・4000円のコースはご予算に応じて。

新鮮なイワシを食べられるのは海がすぐ近くだからこそのぜいたく。
おいしくて栄養も満点、なおかつヘルシーとくればいうことありません。




志摩



てこね寿司

てこね寿司といえば志摩の漁師の料理、必然的にてこね寿司をメニューに乗せた飲食店が数多くあります。
なかでも志摩町和具は漁師と海女の町。ここの2軒のてこね寿司を紹介します。

「ニュー奥しま(電話 0599-85-0151)」は、志摩町役場からすぐのところにあります。
てこね寿司のおいしさもさることながら、これについてくる出し巻き卵がおいしいと評判。
観光客だけでなく地元の人も昼食に利用する店です。

もう1軒の「ニューパール(電話 0599-85-39329)」は、基本のカツオてこね寿司のほかに珍しいウナギてこね寿司があります。

盛りつけは、「ニュー奥しま」は2段重ねでやや上品に、「ニューパール」は木桶で豪快に。
見た目の違いはあっても、味はまさしく志摩の味。
食べ比べも楽しいかもしれません。



伊勢海老

伊勢海老を食べたいな、という人は志摩では「鯛(電話 0599-43-4572)」に行くことをおすすめします。
そして注文は迷わずに、伊勢えびどんぶりを。

待つことしばし、出てきた料理を見て絶句するかもしれません。
どんぶりに盛られたごはんの上にドーンと丸ごとの伊勢えびが1匹。
姿は伊勢えびの形に盛りつけられていますが、食べやすいように殻ははずしてありますから大丈夫。

ホクホクの身は伊勢海老ならではの甘みに満ちて、口の中いっぱいに広がります。
殻もヒゲも素揚げされていて、バリバリと食べることができます。

こんな伊勢海老の食べ方はここだけといってもいいでしょう。
丸ごと1匹の伊勢海老を豪快に味わうなら、ぜひこの一品を。
ここ「鯛」には平日のみ、お得なランチメニューもあります。




魚介類

志摩ならではの魚介類三昧をお望みなら、「庄萬<しょうまん>(電話 0599-53-0366)」がおすすめ。
浜島町の魚市場のすぐ近くにあるので、海の幸を味わう気分にもピッタリの店です。

ここの人気メニューは磯桶料理。
旬に合わせた魚介類がどっさりと木桶に盛りつけられて出てきます。
アワビ、サザエ、ウニ、季節の貝、旬の魚、どれから食べようか迷うほど。
盛り込まれる内容はお値段によって違いますが、何を注文してもきっと満足することでしょう。

磯桶料理のほかにも、ウニ丼や伊勢えび王国定食などのどんぶり物、定食物も充実しています。
昼食から海の幸満載というのも旅のぜいたくかもしれません。








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